こんな人におすすめ
- 英語が聞き取れない
- 楽しく楽に英語を勉強したい
- 英語が喋れない
洋楽は英語発音、英語リズムを習得できる最適な教材
自分が中学生だった頃の英語教育は確か英文法を重点的に習った記憶があります。
単語の綴りを覚え、文法とリーディングの教科書を使ってました。
読む聞くことができることを目的とされ、テストも単語の綴り、文法、ちょっとしたリーディングとリスニングをして英文を訳したり、ちょっとしたセンテンスを書くだけでした。
私たちは3年から〜6年の間このやり方で英語を学びましたが未だに英語に対して苦手意識が強くはありませんか?
今でも、英語に苦労している自分ですが、ある日ふと思ったのです。
私たち日本人は日本語を学ぶ時、文法から学んだでしょうか?
最初はお母さんからの話しかけで日本語のシャワーを浴びて、母親や家族の言葉、行動を見ながら、言葉の意味を吸収していきました。 次に大人の真似をして話始めます。
このように言語というのは耳から習得し、真似をするのが先なんじゃないかと思うようになりました。
え?大人は赤ちゃんのように学べない?
赤ちゃんのように言語習得はできないけど・・・
それでも、This is a pen. 主語・動詞・冠詞・名詞 なんたら〜
なんてものから始めても全く面白くないし、6年間も習っておきながら、ネイティブの言っていることがわからな、しかも、こちらの英語が通じないというのは何かしら勉強方法が間違っているとしか思えなくなりました。
赤ちゃんのように言葉を吸収するのは無理としても、近い方法で学べないかと思い、色々と調べたところ、歌がいい事にたどり着きました。
なぜ歌を歌って英語学習するのがいいのか?
歌を歌う事はインプットとアウトプットを同時に行うことができるからです。
言語勉強に重要なのはインプットとアウトプットをバランスよく取り入れる事です。
インプット=聞く、読む
アウトプット=話す、書く
とすれば、歌はインプットとアウトプットを同時に行うことができるのです。
日本の教育はずっとインプットを重視していきてアウトプットをあまり重視してきませんでした。
最近は学校教育で英語圏の観光客に喋りかけてコミュニケーションを図るなどアプトプットにも重点を置いてやってるようです。
ですが、こういうことは、毎日できないし、そもそも外国の方が身近にいない方はそんな事できないことのほうが多いのではないでしょうか。
ですが、歌なら相手も必要ないし、簡単にアウトプットできるのでおすすめです。
カタカナ英語を直したい
英語のリズムとライミングがわかるようになる
まずは発音よりリズム(1)
昔何かの番組で見た事があり面白いなと思ったテストがありました。
その試みは、ソフトを使って二つのバージョンを作成し、あるナレーションを英語のネイティブの人達に聞いてもらうというものでした。
- 単語の発音はネイティブだが、リズムは日本語のリズムというナレーション
- 単語の発音は日本語訛だが、リズムを英語リズムに直したナレーション
どちらの方がネイティブが聞きやすいか聞いてみたところ、全員が2番目の方がいいと手を挙げたのです。
発音は日本語訛りだけど、でもリズムが英語の方が聞き取りやすいという結果が出たのです。
1番の方はおかしく感じるようで、ふっと鼻で笑う人もいたぐらいです。
という事は、最初はあまり発音にばかり気を取られずにリズムの方を気にして会話をした方がいいという事です。
まずは発音よりリズム(2)
Can I have a hot chocolate?
昔、体験したことなのですが、まだ英語に慣れてない日本から来たばかりの知り合いが、このフレーズを使ってカフェでホットチョコを頼んだら店員さんに通じず困ってたことがありました。
とても簡単なフレーズですよね。
どうやって言ったのか聞いたら先ほど触れた番組の話の通りで、発音は英語っぽいのですがリズムが日本語リズムだったのです。
英語風日本語リズム:チョッ・コッ・レィ・ト
といった感じです。
しかし、英語のリズムだと: チョコ・レィ (チョコのコを小さく言う)
音が二つ(2音節?)しかないのです。
手を2回叩いて、パンパンって感じで言います。
a hot chocolateだと
✓ ✓ ✓
a,hot-choco-late というかんじで、3泊で言ってます。
シラブル(syllable)とも似ているのでが、なんかちがうような…。(シラブルは一つの単語に対してつかっているので。)
単語一つ一つのことではなく文章全体を読むときのリズムです。
単語だけのリズムだけではなく、センテンスを読んでいるときにリズムがあるのです。
恐らく日本人はこの英語独特のリズムを把握できていないから、リスニングに手こずっているのではないでしょうか。
その知り合いに、このコツを教えたところ通じるようになったと言っていました。
私はあまり英語に詳しくもないし、専門家でもないのですが、アメリカで生活していくうちになんとなく肌で言葉のリズムが大事だなということを感じていました。
教材はディズニーでもドラマの一節、Youtubeの動画でもなんでもいいので、まずは、一つ一つの単語の発音より、センテンス全体のリズムを意識して真似してみてください。
このリズムを練習し、慣れてくると少しずつですがリスニングもできるようになってきます。
音楽でもそうですが、リズムって読んで理解するんじゃなく、体の感覚で覚えますよね。
この言葉のリズムも同じで感覚で覚えるような感じです。
こちらのサイトの下にあるOld MacDonald Had A Farmの曲では、マクドナルドの発音とリズムが自然とわかるようになります。
こちらの動画でもリズムの大切さ、そして英語の歌がどうスピーキングにいいのかを紹介されているので、ぜひ参考にしてください。
英語ソングにはライミング(Rhyming)がたくさん出てくる
ライミングとは日本語でいう韻のことです。
アメリカの子供は幼稚園、小学校でこのライミングを必ず習います。
テストは何度も繰り返され、生徒はその都度採点されます。
なぜライミングが重要なのか?
- これを学ぶことによって新しい言葉を習え、そして英語のリズムを理解することができます。
- 流暢に話せるようになります。
- 子供たちがライミングを理解していると、次の韻をふむ単語を予測することをができ、将来の読書スキルにも貢献します。
- ライミングを学ぶことによって子供たちの書く能力にも貢献します。共有する音の単語が多いなと子供たちも理解しやすくなります。(例えば、catとbatはどちらも -atで終わるように。)
これらのことは大人でも知っていて損はないと思うので、ぜひ。
Nersary song(童謡)には沢山のライミングが含まれています。
"Twinkle, Twinkle Little Star"
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
キラキラお星さま、日本の歌詞だとわかりませんが、英語の歌詞には韻が含まれていることがわかります。
上の二列、下の二列の太文字のパートはそれぞれスペルが違いますが音は一緒です。
"Rock-a-bye, baby" Rock-a-bye, baby, in the treetop
When the wind blows, the cradle will rock
If the bough breaks, the cradle will fall
But mama will catch you cradle and all
Rock-a-baby も一緒ですね。
綺麗な発音ができるようになり、英語が聞き取れるようになる
発音ができると、英語の音が聞き取れるようになる
日本人が英語の文章を読むと最初はどうしても日本語リズム、日本語なまりの英語になってしまうのは仕方のないことです。
最初は難しいかもしれませんが、だんだんと口が慣れてきて英語発音がしやすくなってきます。
歌を聞き、そのまま真似しながら歌うことで、ネイティブに近い発音を無理なく身につけれます。
そして、発音できると同時にその音が聞き取れるようになってきます。
発音で英語は発音習得からやると伸びが違うそうですよ。
英語の分かりにくい音の切れ目がわかるようになります
この音の切れ目がわからないと聞き取れにくいですよね。
英語リスニングでのわからない原因の一つとされている音と音の切れ目が曖昧で何を言ってるかわからないことです。
特に単語と単語がつながって聞こえる部分や、最後の音を省略して次の単語につなげるリダクション部分 (前後の音に影響されて、特定の音が弱くなったり、短くなって聞こえにくくなること) を掴めるリスニングの良い練習になります。
歌を歌うことは聞いて、覚えて声に出すというコピーイングを何度もすることになります。
その過程で音の切れ目がわかるようになります。
余裕があれば最初は耳コピで挑戦してみてください。
英語口になれる。口、顔の筋肉を鍛えられる
歌は英語口を作るトレーニングにとても適した教材だと思うのです。
英語口になるにはトレーニングあるのみです。
筋肉をつけるのはトレーニングあるのみ。
これは英語の文法書を読んでも出来ません。実践あるのみです。
英語発音で読むのは恥ずかしいけど、歌うときは恥ずかしくない不思議
授業中に音読させられるときの英語の真似は笑われるけど、英語の歌の真似は上手であればあるほど周りを感動させれることができます。
ずいぶん前の筆者の高校生時代の話です。英語クラスでの出来事でした。
ある男子生徒が教科書の文章を読むよう先生に当てられセンテンスを読んでいると、”And”を日本語英語のアンドではなくネイティブっぽく忠実に発音したら周りの生徒にどっと笑われてしまった子がいました。
きっと、And以外は日本語英語だったのに、いきなり英語発音っぽい読み方に変わったためそのギャップがおかしかったのかもしれません。
それか、かっこつけている?と思われたのかどちらかは分かりませんでしたが、私は心の中でうわっかわいそうと思ってました。
それと、同時にネイティブ風な発音を真似して読むと笑われるんだ、自分は気をつけようと当時そのように思ったものです。
本当はネティブの発音を真似した方がいいのにと思えるのですが、言ったら言ったでクラスメートに笑われるって理不尽ですよね。
他にも、これも筆者の学生の時の話ですが、クラスの子とカラオケボックスに遊びに言った時の話です。
みんな好きな歌を歌っていたとき、あまり目立たないクラスの男子生徒が英語の歌を上手に歌ったのです。
そしたら、周りの女子がえ?かっこいいと言い出して、ちょっとざわざわしていた時がありました。
このように、歌の場合、真似がうまければうまいほど、似ていれば似てるほど周りの人から一目置かれるのです。
そして、どうしてか歌だと音真似をすることを恥ずかしいと思わないのです。不思議ですね。
楽しく何度も繰り返せる
こむぎさんもそうですが、子供って何度も繰り返してビデオをみても苦痛じゃないらしく、本当に何度も見るんですよね。
私はどうしても1、2回が限度で同じものを見たり読んだりするのが苦痛で仕方ありません。
しかし、気に入った音楽なら聴けます。
皆さんも好きな音楽なら何度か繰り返し聞いたことはありませんか?
歌は本を読むより短いし、メロディーもあるので繰り返し学びやすいと思います。
楽しくボキャブラリーを増やせる
普通に読むのを何回もやってるとすぐに飽きてしまいますが、メロディーがあると何度も聴けます。
ストーリー性のある歌なら尚更覚えやすいでしょう。
童謡が簡単でいいのはわかるけどやっぱりつまらない。
という人。こちらの書籍を使うことで英語の持つ強弱のリズム、音声変化のルールに慣れていくことができます。
英語のリスクニング力がなかなか上がらない。ネイティブのような発音ができない。
ジャスティンビーバー、セリーヌ・ディオン、アリアナグランデなどの曲が収録されてます。
ミュージカルの有名曲や、ずっと歌い継がれてきた海外童謡など、45曲の英語のうたが収録されています。お子様はもちろん大人の英語学習者にも練習として使えます。
プレゼントとして贈っても素敵な本ですね。
マザーグースの歌を聴きながら英語の発音とリズムを学びましょう。
英語の弾むリズム、音、言葉の意味などは歌で学習していけます。
歌は楽しみながら英語を学び、英語のリズムが身につく最適な教材です。
小さなお子様にもいいですが、大人の英語学習者に英語リズムを習得する上でとても有効な方法で苦手なスピーキングの手助けとなってくれるでしょう。
まとめ
英語学習に歌を取り入れてみよう。
発音は大事だけど、まずリズムに気を付けて話してみようというお話でした。